痛み

肩、背中、腰部、臀部、足など全身の付着部(筋肉の端である「腱」が骨に付いているところ)や筋肉などの広い範囲あるいはその一部に、慢性的に強い痛みが起こります。痛みの強さは患者さんによって異なるため、「ズキズキする」、「ヒリヒリする」、「鈍い痛み」、「刺すような痛み」、「焼けるような痛み」など、痛みの表現も多岐にわたります。最近では、痛みを定量化する方法も考案されています。
また、毎日痛みを感じる患者さんもいれば、毎日痛いわけではない患者さんもいて、季節や天候によって痛みの程度が変化するという患者さんもいます。

疲労感・倦怠感

線維筋痛症の患者さんの疲労感や倦怠感には、個人差があります。痛みだけなら日常生活を支障なく過ごせる患者さんでも、疲労感・倦怠感が加わると日常生活に支障をきたす場合があります。

こわばり感

線維筋痛症の症状には、関節や筋肉のこわばりや痛みが見られ、膠原病(リウマチ性の病気)の症状と似ています。しかし、リウマチ性の病気とは違い、関節の腫れや変形といった炎症症状は通常ありません。

睡眠障害

強い痛みのために睡眠が妨げられたり、睡眠が浅く、ちょっとした物音でも目が覚めたりすることがあります。こういった睡眠障害があると、起床時の爽快感がなく、疲労も取れにくくなります。また、日中にイライラすることが痛みを強く感じる原因にもなります。

うつ状態

線維筋痛症のつらさは他人には理解されにくいものです。そのため患者さんは周囲からは怠けていると思われることも多く、ひどい痛みに悩まされることと相まって、悲観的な思考が強くなり、うつ状態に陥ってしまう場合があります。